手に入ったものと、手に入らなかったもの


あたしは、
この数年で多くのものを手に入れて、
たくさんの幸せを実感することができた。

客観的に見たら、

本当に幸せな奥様で、

本当に幸せな人生を送っているのでしょう。

あたしだって、自分のことを心底幸せ者だと思っているのです。



なのに時々、
手に入らなかったものの亡霊が、

「本当に幸せなの?」

って聞いてくる気がするのです。



本当に幸せなのに、
あなたに何がわかるの?!って腹立たしくなりながら、


まだ鈍い胸の痛みは続いていくのです。



日々の生活の忙しさに埋没しながら、
その胸の痛みは、

あたしがあの時を生きていたことを

証明してくれています。


いつになったら

解放されるのかしら。

  


2014年12月07日 Posted by apple hop at 17:16Comments(0)判定不能