アイニ ツマヅイテ ダイタ

振り返る町は埃にまみれて
涼しげな午前の雲が 
音もなく追憶の海へ連れてゆく
急ぎ足ふいに乾いて 
下を向いてひざまずいているなら
雛菊の空の中を 私は歩いてゆこう

木漏れ日が緩やかに 
旅立ちを告げてた
水鳥が 最後の 夢を見てた

色とりどりのガラスみたいな 涙の美しさ
七色は初秋の風に乗るわ
白と黒の記憶もいつか 
落ち葉に満たされ



神のお気に召されるように   


2008年12月01日 Posted by apple hop at 23:02Comments(4)有罪